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少女マンガの中途半端な感想。すべてネタバレですのでご注意を。
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とても久しぶりな気がする「天は赤い河のほとり」感想。
前回はユーリがラムセスにエジプトに連れてかれそうになったところで終わったんでしたね。

意外に早くカイルが助けにきて子どものことを喜び合うものの、そのまま平穏にことは進まない。
戦線を離脱するために船で移動中、ユーリが海に投げ出されてしまい行方不明に!(でも大丈夫!主人公だから)
ここで、3人の男たちの行動を追ってみましょう。
まずルサファくん。危険を顧みず海へ飛び込み、必死でユーリを助け出しました! 容態のよくないユーリのために下げたくない頭を下げてラムセスに助けを求めます。うんうん、がんばってるね。もうウルスラの二の舞を期待するような不謹慎なことは思わないよ。
次、カイル陛下。ユーリの港到着を知らせる報告がなく不安な気持ちを覆い隠し「無事だと信じる!」と自らエジプト軍との戦いの前線に。覇権をめぐり、またユーリをめぐっても絶対に負けられない戦いに、いざ出陣――!
と、ルサファとカイルがギリギリな状態に身を投じる中、第三の男・マリ皇子(皇子でいいのだろうか?)はというと――ユーリを助けるために海に飛び込もうとするルサファくんを「ばか! 海にもどるつもりか!?」となんと引き止めた。「何がなんでもイシュタル様をお捜しするんだ!」と叫んでいますが、海に入らないでどうやって助けるつもりなんでしょうか。とんだ腰抜けです。
しかも、今まさに戦いに臨もうとするカイルにわざわざユーリの行方不明を伝えに行きました。おかげでカイルは動揺し、軍はガタガタに。
要らんことするな。空気読めよ。
その埋め合わせのつもりか自らしんがり隊の指揮を買って出るも、ラムセスに瞬殺されてしまいました。
ユーリをろくに守れず、カイルに要らぬ心労を負わせ、戦力にならないまま旅立たれたマリ皇子。彼なりに一生懸命やった上での結果なんでしょうが、まったくとんだミスター足手まといと言わざるを得ません。

11,12巻はルサファくんの活躍が有り得ないくらいめざましいのですが、もう一人、やたら目立っている人がいます。ラムセスくんです。彼もカイルと同じように国の将来を真剣に考え行動している好青年(?)だったことに私的好感度アップ。何だかいつの間にか味方になってたしね。
つーかやばい。ユーリみたいに守られたい…! と思ってしまった20代後半独身。

王太后に捕らえられ、ムチで打たれて悶えてるラムセスの姿は、篠原先生からの読者へのサービスカットですよね?
堪能しました。ありがとうございました。
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