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少女マンガの中途半端な感想。すべてネタバレですのでご注意を。
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構想から10年、遂に顕現するあの幻の衝撃作!!(巻頭アオリより)

フラワーズ別冊として新創刊されたりんかの目玉、ワタセユウ先生の新作です。「あの幻の」とか言われてもピンと来ないんですがファンなら分かるんでしょうかね。
数ヶ月ぶりの漫画感想。まずはこの大正浪漫耽美巨編で逝きたいと思います。ただ今回はかなり負のオーラを放っていますので注意してください。

とにかくフラワーズでの広告も力入ってましたし、ヒットをとばした実績のある漫画家さんなので私も少なからず期待して読みました。
が、結論から言うとその期待は外れた。
まずどのキャラにも全く興味が持てなかったのが残念でした。キャラ萌えできるかどうかはその漫画を今後楽しめるかどうかの重要なポイントです。何だろうね、キャラ設定が、というよりはキャラ萌えするポイントの違いですかね。クールなキャラは嫌いではないけどあまりに表情に乏しすぎ。あえてそういう設定にしてるんでしょうがこういうキャラを受け入れられるのはマニアック層だけじゃないかな。
えーとあと、若さまと寺島(もしくは医者)の性描写は余計ですね。そういう関係自体は否定しない。実際昔だって普通にあっただろうし。ただあからさまに描く必要はないと思った。そういう関係だってことを「匂わす」程度で十分じゃないかと。私は別に嫌いじゃないけど、何かこういうシーンだけが他のエピソードより10mくらい浮いてるようで気になりました。若さまが最中にスーパードライなのも解せないというかむしろ許せなかった。なんか色々わけの分からんことをくっちゃべりながらやってるのも。思わず「集中!」と高校時代の担任みたいなことを言いそうになりました。(あれ何か力説しちゃった)
最後にストーリー。は、まだ1回目なので何ともいえません。ただ今回読んでみて、続きが気になるとは思えなかった。これから面白くなるのかもしれないしやっぱ2,3話読んでみないと分からないですが。

気に喰わないならスルーすればいいのに面白くないということを私がわざわざ書くのは、漫画雑誌のくせに830円という破格の値段をつけているうちの100円以上をこの漫画に費やしているという感覚があるからです。単純に価格をページ数で割った分が漫画家にいくわけではもちろんないですが、これをエサに釣られた身としては文句の一つも言わせろってなもんです。
でもこれだけガタガタ言っといてまたきっと次号も買ってしまうんじゃないかと思います。
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