少女マンガの中途半端な感想。すべてネタバレですのでご注意を。
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はい、ようやく最終巻です。文庫版が完結して1年以上。正直感想はもういいかな、(誰も見てないし)と思いましたが、でもま、せっかくここまで書いてきたのでね。
まずはジュダ皇子の父親疑惑から。ナキア皇太后とウルヒは好き合っているしジュダもウルヒも同じ金髪…ということで「ジュダ皇子の父親はウルヒなのでは?」という噂が王宮内に広まります。つーか私も絶対そうだと思ったんですがさんざ引っ張ったあげくジュダは正真正銘先々帝の子であることが判明。真相を知りながらもその噂を利用しようとしたイル・バーニの目論見も成功せず。
ウルヒとナキア皇太后の関係は切ないです…たびたび引き合いにだして恐縮ですがベルばらで言うとウルヒはまるっきりフェルゼンですね。皇太后と結ばれないと分かっていながら皇太后もそして他人の子であるジュダ皇子も命を賭して守ろうとするあたり。
それにしてもジュダ皇子はいい子だね。カイルを慕っていて自分は皇帝の器じゃないってことも自覚していて、母親がやっていることが悪いことだってこともちゃんと分かっている。ナキア2号みたいな子だったらまだまだ長引いたろうなぁ。
皇太后、かなりしつこいからね。ウルヒ亡き後、大人しくなるかと思ったらウルヒが言っていた言葉を反すうしてそれが「暗号」だと気づき、最後の悪あがきを始めたのには驚きでした。「初めて会った場所からやりなおしたい」と聞いて、「そこへ行けということか――」なんてよく気づきましたよ。深読みしすぎじゃないの?って思ったっけ本当に意味があったんだもんな。
さて、そんな皇太后の最後の悪あがきですが、……ここで残念なことが起こります…。まさかこんな最後の最後で……ルサファくんが天に召されるなんて!
ひどいよ!ルサファはどうしても死ななければならなかったの!?あんま必然性を感じないんだけど! 誰か死なないとハッピーエンドを迎えられないファミコン版「スイート・ホーム」を思い出しました。
でもネフェルト姫のあれだけの誘惑にも負けないくらいユーリを思っているルサファくんだから、カイルと始終いちゃついてるユーリを見てるのも(それも多分一生)(ていうか今でもいちゃついてるけど)辛いだろうから…これはこれで良かったのかもしれない。ユーリのために死ねて本望なんだろうし。
で、皇太后は流刑となりその監視役がジュダということで今度こそ邪魔されることなく、晴れて新郎妊婦(苦笑…でも本当のことだから仕方ない)となったカイルとユーリ。でもそのわずか5ページ後に「今は昔…」的な語りで終焉したのには驚き。
ああ、作者はこれが描きたかったのか、と納得しつつ、アッサリし過ぎなラストにちょっと肩透かしを食った。夢から突然醒める感じでした。そんで、最後まで元の時代の日本の家族(と、元彼)のフォローがでてこなかったですよね。これは意外だった。ユーリはこれでいいけど家族(と、元彼)は一生悲しみを背負って生きるのに救いはないの?って。
せめて妹か誰かがハットゥサの歴史上にユーリという人物がいたのを見つけて、「何かこの子、夕梨に似てるね…」みたいなシーンが1コマでもあれば、と思いますが。
何はともあれ、これで天河大団円。どこまで実際の歴史に沿っているのか分かりませんが、歴史物として面白かったしラブ(ときめき)もあったしとにかくこんだけ長く楽しめたので満足です。
もう長編ものはアップしないでおこう。
まずはジュダ皇子の父親疑惑から。ナキア皇太后とウルヒは好き合っているしジュダもウルヒも同じ金髪…ということで「ジュダ皇子の父親はウルヒなのでは?」という噂が王宮内に広まります。つーか私も絶対そうだと思ったんですがさんざ引っ張ったあげくジュダは正真正銘先々帝の子であることが判明。真相を知りながらもその噂を利用しようとしたイル・バーニの目論見も成功せず。
ウルヒとナキア皇太后の関係は切ないです…たびたび引き合いにだして恐縮ですがベルばらで言うとウルヒはまるっきりフェルゼンですね。皇太后と結ばれないと分かっていながら皇太后もそして他人の子であるジュダ皇子も命を賭して守ろうとするあたり。
それにしてもジュダ皇子はいい子だね。カイルを慕っていて自分は皇帝の器じゃないってことも自覚していて、母親がやっていることが悪いことだってこともちゃんと分かっている。ナキア2号みたいな子だったらまだまだ長引いたろうなぁ。
皇太后、かなりしつこいからね。ウルヒ亡き後、大人しくなるかと思ったらウルヒが言っていた言葉を反すうしてそれが「暗号」だと気づき、最後の悪あがきを始めたのには驚きでした。「初めて会った場所からやりなおしたい」と聞いて、「そこへ行けということか――」なんてよく気づきましたよ。深読みしすぎじゃないの?って思ったっけ本当に意味があったんだもんな。
さて、そんな皇太后の最後の悪あがきですが、……ここで残念なことが起こります…。まさかこんな最後の最後で……ルサファくんが天に召されるなんて!
ひどいよ!ルサファはどうしても死ななければならなかったの!?
でもネフェルト姫のあれだけの誘惑にも負けないくらいユーリを思っているルサファくんだから、カイルと始終いちゃついてるユーリを見てるのも(それも多分一生)(ていうか今でもいちゃついてるけど)辛いだろうから…これはこれで良かったのかもしれない。ユーリのために死ねて本望なんだろうし。
で、皇太后は流刑となりその監視役がジュダということで今度こそ邪魔されることなく、晴れて新郎妊婦(苦笑…でも本当のことだから仕方ない)となったカイルとユーリ。でもそのわずか5ページ後に「今は昔…」的な語りで終焉したのには驚き。
ああ、作者はこれが描きたかったのか、と納得しつつ、アッサリし過ぎなラストにちょっと肩透かしを食った。夢から突然醒める感じでした。そんで、最後まで元の時代の日本の家族(と、元彼)のフォローがでてこなかったですよね。これは意外だった。ユーリはこれでいいけど家族(と、元彼)は一生悲しみを背負って生きるのに救いはないの?って。
せめて妹か誰かがハットゥサの歴史上にユーリという人物がいたのを見つけて、「何かこの子、夕梨に似てるね…」みたいなシーンが1コマでもあれば、と思いますが。
何はともあれ、これで天河大団円。どこまで実際の歴史に沿っているのか分かりませんが、歴史物として面白かったしラブ(ときめき)もあったしとにかくこんだけ長く楽しめたので満足です。
もう長編ものはアップしないでおこう。
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